[JGCA 2014]第86回日本胃癌学会
2014年3月20日~22日 横浜
SOX療法がPFSに加えてOSでもSP療法に対して非劣性を示す
進行・再発胃癌に対する標準療法の1つになる可能性
わが国の進行胃癌に対する化学療法では初回治療としてS-1+シスプラチン(SP)療法が推奨されているが、S-1+オキサリプラチン(SOX)療法はSP療法に対して、無増悪生存期間(PFS)に加えて全生存期間(OS)も非劣性を示すこと第86回日本胃癌学会で報告された。G-SOX試験で認められたもので、SOX療法は副作用や重篤な有害事象も少ないことから、今後、進行胃癌に対する標準療法の一つになる可能性が示された。報告したのは大阪医科大学化学療法センターの後藤昌弘氏。