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学会レポート 世界各国の学会で発表された医療情報を掲載しています。

海外[EULAR 2009] 欧州リウマチ学会

2009年6月10日~13日 Copenhagen, Denmark

トリシズマブ投与中の結核発現率:国際RA安全性データベースにおける検討

Josef Smolen氏
Medical University of Vienna, Austria

抗TNFα抗体製剤を用いた関節リウマチ(RA)治療の臨床試験では、結核発現リスクの上昇が指摘されている。IL-6受容体を標的とするトリシズマブは、初期の臨床試験では結核発現リスクは低いことが報告されているが、大規模集団を対象とした検討は行われていない。そこでオーストリアのJosef Smolen氏は、ロシュと中外製薬が実施した臨床試験のプール解析の結果を紹介し、トシリズマブ投与中の結核発現リスクについて報告した。

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ACR/EULARによる関節リウマチの新しい診断基準(案)

米国リウマチ学会(ACR)が1987年に作成した関節リウマチ(RA)の診断基準(ACR 1987)は、早期のRAを診断するには限界があり、診断基準を改訂する必要性が指摘されていた。そこでACRとEULARは共同で新しいRA診断基準の開発に取り組んだ。新しいRA診断基準を用いれば、関節破壊の進行リスクの高い分類不能の炎症性関節炎患者を適切に同定し、早期からDMARSs治療を開始できる。新しい診断基準の最終版はACR2009で発表される予定だが、本Clinical Sessionではその開発プロセスが報告された。

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