[JCR 2014]第51回日本リウマチ学会
2014年4月24日~26日 東京
音楽療法がリウマチの症状および自己効力感の改善に寄与
三浦靖史 氏
神戸大学大学院 保健科学研究科
神戸大学大学院の三浦靖史氏は、リウマチ患者に対する音楽療法の効果について検討をおこない、音楽療法が自己効力感の向上や症状改善に有用な可能性があるとの報告をおこなった。
自己効力感とは「ある状況において必要な行動をどの程度上手におこなうことができるかという個人の確信や自己遂行感」のことであり、慢性疾患では自己効力感が高いほど自己管理が良好で疾患状態もよい傾向にあるとの報告もある。そこで本研究では、自己効力感の指標として16項目の質問からなるGSES(generalized self-efficacy scale)を用い、「音楽と健康」をテーマとしたリウマチ教室に参加した患者24名(女性22名、男性2名)を対象とした検討がおこなわれた。なお、音楽療法を受ける前に音楽的背景や日常生活動作としてmHAQなどについても調査されたほか、音楽療法の実施前後で、全般的調子(10cmVAS)、Face Scaleによる痛みなどの変動も評価された。音楽療法は、音楽療法士が概説後、ピアノ伴奏による6曲の歌唱(うち3曲は参加者自由参加の楽器演奏)をおこなう約1時間のプログラムとして実施し、楽器演奏にはリウマチ患者への負担が軽く、練習がなくても簡単に演奏ができるチャイムバー(簡易ハンドベル)が用いられた。
関節超音波検査による関節リウマチの滑膜病理組織および病理所見の比較
阿部麻美 氏
新潟県立リウマチセンター リウマチ科
新潟県立リウマチセンターの阿部麻美氏は、関節リウマチ(RA)の超音波検査(US)の所見と滑膜病理組織および臨床所見について検討をおこない、生物学的製剤使用者と非使用者における所見および検査値の比較をおこなった。
2011年1月から2014年3月にRAの手術予定症例で関節USを実施した282例394件を対象とし、パワードップラー(PD)シグナルのGrade、滑膜病理組織のRooneyスコア、X線像でのLarsen grade、DAS28-ESR(4)、MMP-3、CPRについて比較検討した。検査対象となった関節は肩8件、肘40件、手102件、膝53件、足13件、足趾63件であり、生物学的製剤の使用は76件であった。


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